こんにちは! 今日は少し趣向を変えて、最近読んでとても刺激を受けた一冊の本をご紹介します。
料理人として毎日厨房に立つ僕ですが、プライベートでも「食」にまつわる本はつい手に取ってしまいます。今回ご紹介するのは、山口祐加さんの『世界自炊紀行』です。
「自炊」から見える、その国のリアル
この本は、著者の山口さんが世界中を旅しながら、現地のスーパーで買い物をし、台所を借りて「自炊」をする様子を綴ったエッセイです。
レストランの豪華な料理ではなく、「その国の人が日常的に何を食べているのか」という自炊事情が描かれていて、プロの目から見ても「へぇ〜!」と思う発見の連続でした。
私は毎日、1日1カ国ずつ大切に読み進めていたのですが、ページをめくるたびに、まるで自分も一緒にバックパックを背負って世界中の台所を渡り歩いているような、、そんなワクワクした気分にさせてくれます。
特に印象に残った「イタリア」と「ラオス」
特に興味深かったのは、やはり私が専門としているイタリア。 自分が知っているイタリア料理の技術とはまた違う、現地の「生活に根ざした食の姿」に改めて背筋が伸びる思いでした。
そして、もう一つ印象的だったのがラオスです。 正直、これまであまり馴染みのなかった国なのですが、この本を通して見るラオスの自炊風景はとても新鮮で、知らない土地の匂いや空気が伝わってくるようでした。

「食べる」ことは「生きる」こと
読み終わった後、改めて感じたのは「料理は自由で、生活そのものなんだ」ということ。 プロとして提供する一皿も大切ですが、家庭の台所から生まれる料理には、その土地の歴史や体温が詰まっています。
「最近、料理がマンネリ化しているな」「どこか遠くへ行きたいな」 そんな風に感じている方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
本を閉じる頃には、きっとあなたも何か新しい料理を作ってみたくなるはずですよ。
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